大企業との広告格差【広告のコツ】
「大企業との広告格差」と題した今回のコラム。
【広告のコツ】シリーズ第一弾として考えてみたいと思いまっす。
さっそくですが広告というのは、『伝える』ことを前提につくられます。
多くの企業は、自社の物やサービスをユーザーに購入してもらうために伝えるわけですが、その伝え方も企業によって様々です。
なにか販売を目的としたときの情報を伝える内容として
1.◯◯が
2.◯◯円で
3.購入できます。(サービスを受けられます。)
ということが基本です。
例えば、マクドナルドの場合
1.テリヤキバーガーが
2. 300円で
3.購入できます。
と広告していたとします。
一般消費者は、マクドナルドという企業のことを幼いころから知っていて、食べたこともあって、美味しかったという記憶もある。なので、上記のような情報のみで購入にいたります。
大企業の広告というのはある意味、長い時間をかけて行う消費者への洗脳です。
しかし中小企業や個人店の場合、伝える内容はおおおおおおおおおきく変わります。変える必要があるんです。
もし、あなたが行ったことない国に行き、街で拾ったのチラシにこう書いてあったとします。
1.ニメスタニカバーガーが
2. 300ペソカルで
3.購入できます。
と言われても、すんなりと購入しませんよね。「たべたーい」とも思いづらいです。
どういうことかというと、あなたが日本でマクドナルドのテリヤキバーガーを食べるにいたるまでには、実は数々の条件を満たしていると判断しているからなんです。(無意識的な判断ですけどね)
その状況を詳しく言うと、
【認知度】
小さいころから知っている、TVのCM、チラシ、街の店舗
【信頼度】
日本という国、飲食業の規制の厳しさ、世界的大企業など
【地域】
日本というブランド、※コロナは論外
【年齢】
懐かしさ、食欲
【価格帯】
安心の値段設定、どれを食べても金額が一定している。
パッと思いつくだけでも、こんな感じです。
では、あなたが「ニメスタニカバーガー」を先ほどの状況で販売しなくてはならないとき、何をチラシに載せますか?
1.ニメスタニカバーガーの写真
2.食材の産地
3.こだわりの製法
4.ユニフォームを着て満面の笑みを浮かべたあなた
5.お店の情報(地図、電話、WEBサイトのQR、)
6.徹底した衛生管理(コロナ時代)
など、マクドナルドがユーザーにとって無意識に備わっている情報より、さらに6つの情報を掲載する必要があります。
さらに言うと、マクドナルドにはたくさんのメニューがあるのを知っています。
あなたが「ニメスタニカバーガー」を販売するのって本当に難しいんですよね〜。
みんな食には「安全・安心」を求めるのは言うまでもありません。
食べたことある。知っている。見たことある。これってめちゃくちゃに強いんです。
食べたことない。知らない国の知らないバーガー。見た目もはじめて見る感じ。
食べませんね。
こんな話を聞いているあなたは、明日マックのバーガーを食べるかもしれないですよね?
ぼかぁ食べますね。
何が言いたいかというと、大企業は気づかないうちに、恐ろしくあなたに伝えているってことです。
莫大な時間とお金をかけて!
さぁさぁさぁそこでどう勝負するのか。
環境は日本というブランドだけ、あとは自分でブランディングしてく必要があります。
中小・零細企業や個人店にとっては、良い時代です。ネット上ではある程度フェアな戦い。
あなたのビジネスは、何を伝える必要があるのでしょう。